大阪府高槻市の資産家・高井直子さん殺害事件で逮捕された高井凜容疑者。
直子さんにかけた死亡保険金の受取人となるため養子縁組をしたりと、とても計画的に物事を進めるタイプのようで、「お金のためなら何でもする」といった印象があります。
いったい何が原因でそうなってしまったのか。
容疑者の学生時代や社会人になってからの職歴・経歴などをまとめました。
Contents
高井凛の学歴
1993年~1994年の学年生まれである高井凜容疑者。
容疑者の学歴について見ていきます。
兵庫県猪名川町の小学校卒業│金銭面で抑制されていた?
高井凛容疑者の出身小学校は、文春により兵庫県川辺郡猪名川町にある学校とまで判明しています。
猪名川町立の小学校をグーグルマップで調べると、6件前後ヒットしました。
小学生時代の高井凜容疑者の情報はあまりなく、どこの小学校かまでは判明していません。
幼少期に両親からどういった育てられ方をしてきたのか気になりますが、容疑者の父親・母親の情報もまだネットには公表されてないようです。
高井容疑者は中学校から有名私立大学付属に進学し、そのまま大学まで上がっていますので、家庭はそこそこ裕福だったはずです。
しかし報道されている高木容疑者の金遣いの荒さを見ると、幼少期に思い通りにお金を使えなかった反動で、社会人になってから金遣いが荒くなってしまった可能性も考えられます。
お小遣いを厳しく制限されていた、欲しいものを買ってもらえなかったなど、可能性としてはありそうですね。
中学受験もしたのでしょうから、塾に通って忙しい小学生生活だったと思われます。
中学・高校は関西学院大学「アメフトで日本代表選出」
高井凜容疑者は、中学校から関西学院大学の付属校へ進学しています。
中等部・高等部を卒業し、そのまま関西学院大学へ進学。
高校時代はアメリカンフットボール部に所属し、攻撃の選手に指示を出す「クオーターバック」として活躍していました。
高校3年の時にはクオーターバックとして日本代表にも選出されています。
大学も関西学院大学
高井凜容疑者は、関西学院大に進学してもアメフト部で活動していました。
しかし容疑者は生まれつき頭部の血管が細かったとのこと。
大学に入ってすぐの筋トレ中に脳出血を起こし、安全面から選手としてプレーさせてもらえなくなってしまいます。
アメフトを続けられなくなってしまった高井凜容疑者は、関西学院大時代はアメフト部に籍を置きつつも、高等部でコーチとして指導をするようになりました。
容疑者が大学3・4年の時、関西学院大高等部のアメフト部は2年連続で高校日本一という成績をおさめます。
華々しい成果ではありますが、高井凜容疑者にとってはプレイヤーを続けたかったというのが本心で、コーチは不本意だったようです。
実力ある選手が自身の体質が原因で一番好きなことを諦めなければいけなかったのは、容疑者とはいえ気の毒な点であります。
もしかしたらこの挫折を取り返すためにお金を稼いでは派手に使って・・・という生活に陥ってしまったのかもしれませんね。
高井凛の職歴・経歴「結婚詐欺やデート商法で契約」
ここからは関西学院大学卒業後の高井凜容疑者の職歴・経歴について見ていきます。
1社目:外資系有名コンサルティング会社に就職(2016年)
外資系コンサルティング会社に就職と聞くとまるで理想を叶えたように聞こえますが、高井凜容疑者にとってはそうでもなかったようです。
就活で志望した商社や広告会社はすべて落ちてしまい、なんとか就職が決まったのがこの外資系コンサルティング会社だったとのこと。
職種も容疑者が希望する上位職には就けず、IT関連の部門に従事していたといいます。
2社目:プルデンシャル生命に転職(2018年11月)
2018年11月、プルデンシャル生命にヘッドハンティングされ、高井凜容疑者は転職します。
そこで高井容疑者は厳しい歩合制に苦しむことになり、強引な保険契約をさせていたといいます。
「契約にいくつものコンプライアンス違反が発覚したんです。
顧客に保険内容を理解させないまま契約を結んでいたほか、見た目が爽やかで口も上手い彼は、独身女性に結婚をチラつかせて契約を取る、結婚詐欺やデート商法に近い行為もしていた」(別の社員)
出典:週刊文春
イケメンな外見を利用し、女性を騙すような形で契約させていたというのですね。
そのため高井容疑者が契約した保険の継続率は、1年で85%を切っていたといいます。
普通は継続率が90%を割ることはないと言われており、いかに高井容疑者が強引な契約をさせたかというのが分かります。
問題ある契約がいくつも浮上したため会社の調査が入り、結局会社にいられなくなる形で2020年6月末付けでプルデンシャル生命は退職しました。
元同僚は容疑者が「お金をいっぱい稼ぎたい」と口癖のように言ってたいい、この頃からお金のためなら何でもするという姿勢があったようですね。
経歴はエリートなのに、やっていることが残念です。
プルデンシャル生命在職中に、事件の被害者・高井直子さんとは出会ったようです。
3社目:金融系ベンチャー企業に就職(2020年秋)
高井凜容疑者の3社目の就職先は、金融系ベンチャー企業になります。
この金融系ベンチャー企業とは、プルデンシャル生命時代の先輩がいる保険代理店のことだったようです。
在籍中の2021年2月に、高井凜容疑者は高井直子さんと養子縁組をします。
・突然、松田から高井に改名
・直子さんの保険金の受取先を自分に変更
・「殺し屋」や「代理殺人」など口にするように
こういった点を勤務先の会社側から不信感を持たれ、2021年5月で高井凜容疑者は3社目も退職することになります。
明らかに挙動がおかしいですもんね。
高井容疑者の中ではこの頃から、お金目当てで今回の事件を起こすことを計画していたのでしょう。
「個人でFX」や「借金取り」を自称したことも
高井凜容疑者は、2021年5月から東京の社会人アメフトチームに参加しています。
ちょうど3社目の会社を退職した頃に、チームに参加したということですね。
そこのメンバーには職業を「FXで稼いでいる」「借金取りをしてる」などと話していたようです。
常に金持ちオーラを出していたようですが、実際は金銭面でかなり切羽詰まっていたのでしょう。
2021年7月に高井直子さん殺害事件を起こした後も、誰か容疑者は何食わぬ顔でアメフトチームで活動していたといいます。
同じチームで活動していたメンバーが、まさか凶悪事件の犯人とは思いもしませんよね。
チームの方々もかなりショックを受けているのではないでしょうか。


